「冠の行事」新築祝いとは?マナーや金額は?

新築祝いとは?

新築祝いとは、一軒家やマンションなどを新しく購入した人に贈るお祝いです。個人だけでなく、企業が自社ビル・事務所・店舗などを新しく建てたときにも贈ります。ただしこれは、新築で建てた場合に限られます。たとえ新しい土地に住むことなったとしても、中古マンションや中古住宅に入居した場合は「引越し祝い」となりますし、企業が事務所を移転した場合は「移転祝い」となります。贈り方を間違えると失礼になるので、注意が必要です。

新築祝いのマナーは?

まず新築祝いに向かないものは、赤いアイテムです。これは火事を連想させるためです。また絵画など壁に穴を開けないと使えないものも、あまり歓迎されません。そして新築祝いを渡す時期は、新築が完成してから1か月から2か月です。これまでは新築完成の1か月以内とされてきましたが、この1か月は様々な手続きなどで忙しい時期です。お祝いを貰っても十分な対応ができないかもしれません。そのため最近では、1か月から2か月がマナーとされています。

お祝い品&金額の相場は?

当然ですが、金額の相場は相手との関係によって異なります。両親や自分の子供には5万円から10万円で、兄弟・姉妹・甥・姪へは3万円から5万円、その他の親類へは5千円から2万円が相場です。また、友人や会社の上司、同僚などには5千円から1万円となっています。そして、新築や引越しは何度繰り返してもいいお祝いとされているので、結婚式や快気祝いのような結び切りは使いません。蝶結びの熨斗で、表書きは「祝御新築」や「御新築祝」などとするのが一般的です。