「冠の行事」叙勲・受賞祝いとは?マナーや金額は?

叙勲・受賞祝いとは?

叙勲とは、国や社会に貢献してきた方を表彰するもので、様々な種類のものがあります。閣議などで決定されるもののほかに、警察官や自衛官など一定の職業の人を対象にしたものや、最近では自治会や町内会に貢献した人や地域づくりや新しい産業の発展に貢献した人なども対象になるものがあります。受賞は、コンクールや展覧会、各種大会などで入賞した場合に受け取る賞となります。いずれにしても、今まで地道に努力したことが表彰されるため、心を込めてお祝いしたいものです。

叙勲・受賞祝いのマナーは?

叙勲祝いを行う場合、そのお祝いにふさわしい表現や言葉遣いがあるため確認することが大切になります。特に間違えやすい表現として「受章・受賞・授賞」の3つがあり、お祝いを贈るタイミングで異なるため、明確な理解が必要です。受賞祝いは、本人が達成感や嬉しさを感じている間に、できるだけ早くお祝いの言葉を贈りたいものです。また、メッセージを送る場合には受章内容を確かめ、正式名称でお祝いの言葉を述べることが大切です。

お祝い品&金額の相場は?

叙勲祝いの場合、贈り物として胡蝶蘭を送るのがオーソドックスです。胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」というものなので、叙勲祝いとして最もふさわしいものです。予算は叙勲受章者との関係などで異なりますが、1万円から5万円のものを選ぶことが一般的です。受賞祝いも胡蝶蘭などのお花のほかに酒類や観葉植物など、受賞者が好みそうなものを選ぶことができます。予算は受賞する賞の種類などにより相場が異なります。親しい間柄であれば、お祝いの言葉を伝えるとともにほしい品物を尋ねてみることもできます。