「冠の行事」出版記念祝いとは?マナーや金額は?

出版記念祝いとは?

出版記念祝いとは、その名の通り雑誌や単行本などの出版物が刊行されたのを記念して開催される行事です。以前はもっぱらプロの作家が宣伝を兼ねて行うものというイメージがありましたが、近年では市井の人々が自分史を出版したり、俳句や短歌のサークルが合同で文集を発行したりと、比較的身近なところでも開催の機会が増えています。


招待されるのは出版に尽力した関係者や取材に協力してくれた人などが中心ですが、著者の個人的な知り合いが招かれることもあります。習い事の先生が本を出したので生徒が招かれる、などというケースも少なくありません。

出版記念お祝いのマナーは?

出版記念祝いにおけるマナーは、通常のパーティーに求められるものと基本的には同じです。立食形式であれ着席しての会食形式であれ、それぞれに応じたごく一般的なマナーが求められます。また、ドレスコードについても、招待状で指定された通りにすれば問題ありません。何も指定がない時は、開催時間や会場の規模などから推定します。
出版記念祝いならではのマナーを挙げるとすれば、著者への挨拶を欠かさないことです。ただし、自分がそれほど親しくなく、著者も多くの人から挨拶を受けて忙しそうにしているようであれば遠慮した方が良いこともあります。

お祝い品&金額の相場は?

お祝い品やご祝儀を贈るかどうかは、開催形式や著者との間柄などによります。まず会費制の場合は、会費以外にお金を用意する必要は基本的にはありません。そうでない場合はご祝儀が必要となりますが、相場はおおむね1万円から1万5千円程度です。レストランなどが会場になっていて、食事がそれなりに値が張ると予想される場合は、2万円ぐらいに増額します。


お祝い品については特別な決まりがありません。著者と親しければ事前に好みを訪ねてもいいですが、それほど近しい間柄でなければ花束あたりが無難ですし、後日お礼状を送るだけでも構いません。