介護ベット・寝具の選び方。まずは基本から

介護ベットとは?

介護を受ける人の負担ができるだけされる構造のベッドであり、特殊寝台とも呼ばれています。立ち上がる時にも補助になりますし、自力で起き上がるのが大変な時にもサポートとなる優れたベッドです。タイプとして電動式であれば、ベッドの角度も上下も電気で変えられます。自動での角度変更などができることから、介護される人だけではなく介護をする側の負担もそれだけ軽減です。無段階に床板の高さ調整ができたり、脚部の傾斜角度や背中部分の調整のできる機能搭載タイプもあります。

失禁対策のためには

介護の中でもトイレのことはデリケートなことであり、些細な失敗も精神的にダメージを受けることがあります。失禁対策のためにはトイレに行くまでの移動を、本人が行いやすくしておくことです。脱いだり着たりしやすい衣類を着用すること、また座りやすい便座であることも対策になります。トイレに間に合わないことも想定をして、防水ベッドシートや尿もれシートを使うのもひとつです。やむを得ない場合は、おむつを使う選択肢もあります。

寝具の選び方ついて

ベッドでの快適さが高く寝心地が良いかを左右するのは、選ぶマットレスが大きなカギを握っています。介護を受ける側にとって、体の状態にマッチしているかも確認することです。寝返りを本人の力でできないなら、優先するべきなのは床ずれ防止になります。エアーマットレスや、低反発マットレスは適した種類です。起き上がりや寝返りをするときに、硬さがある程度あった方が楽ですし、その方が姿勢も安定をします。動作の自立をするべきか、床ずれ予防のどちらを優先するかをまずは考えることです。