床ずれ予防!どうすれば、床ずれ予防できるのか

床ずれとは?

床ずれとは、寝たきりなどで、特定の箇所に対して圧力がかかり続ける状態です。そうして特定の箇所が圧迫され続けることで血の流れが滞り、組織が死んでしまうことで床ずれとなります。症状はダメージの深さによって4段階に分けられます。第1度では皮膚の表皮に部分的な発赤が見られる状態で、第2度になると真皮までダメージが及んだ状態です。第3度では皮膚全層にダメージを受けた状態であり、第4度では筋肉や骨までの深いダメージを負った状態です。

床ずれができやすいところ(症状)

床ずれは圧迫を受けやすい箇所、つまり、肘・腰骨の周辺・お尻・かかとなどに起こりやすい症状です。初期では皮膚が赤みを帯びて、水ぶくれや血まめができることもあります。しかし慢性化してしまうと、症状は更に悪化していきます。浅い褥瘡あるいは深い褥瘡が出来ていきます。浅い褥瘡は初期と同様に皮膚が赤みを帯びたり、水ぶくれができる症状です。ところが深い褥瘡になってしまうと、皮膚だけでなく筋肉にまでダメージが及ぶことがあり、見た目も黒く変化していきます。治癒にも大幅な時間が必要です。

床ずれを予防するため

床ずれを予防するためには、体の同じ個所に圧迫をかけ続けないことが大切です。1~2時間ごとに1回は体の向きを変えるようにしましょう。床ずれ予防ふとんが販売されているため、それらを使用するのも効果的です。また、血行を良くするために多少の運動を心掛けたり、マッサージを行うのも良いでしょう。その他にも、体を清潔に保って湿気・ムレを出来る限り少なくすることや、衣類やシーツのシワなどに注意し、体に刺激を与えないよう意識することも大切です。