介護サービスとは?種類とメリット。自己負担額について

介護サービスとは

介護サービスとは、介護保険法に基づいて介護が必要な人が受けられるサービスのことです。その認定の内容によって2種類に分けられます。1つ目は、要介護と認定された人が受けることができるものです。2つ目は、要介護になってしまう恐れがあるために、日常生活の支援が必要とされた人が受けられるものです。
介護サービスは、訪問リハビリテーションや訪問介護、短期入所サービスや通所サービスなど居宅サービスが中心となっていますが、認定区分や、必要な介護の度合いに応じて施設サービスなど他のサービスも受けることができます。

介護保険サービスの自己負担分と限度額

介護保険サービスの自己負担分は、所得金額によってちがいます。介護保険制度が開始してからは自己負担割合は1割とされていました。しかし、2015年の介護保険改正によって、所得が一定以上ある方は2割を自己負担することになりました。さらに、2018年8月以降、2割負担だった人の一部の方は3割を自己負担することになりました。介護保険サービスの限度額は、要介護度により異なります。要支援1の方は50,320円で、要支援2の方は105,310円、要介護1の方は167,650円で要介護2の方は197,050円、そして要介護3の方は270,480円で要介護4の方は309,380円、要介護5362,170円です。

「在宅」「施設」「地域密着型」について

「在宅」の介護では、住み慣れたご自宅や地域で介護を受けながら生活を送ることができます。また、デイサービスや訪問介護サービスなど、自由に受けたいサービスを選ぶことも可能です。ただし、家族の方の負担はどうしても大きくなってしまいます。
「施設」の介護では、施設の中で日常生活の中での食事や排泄、入浴や健康管理の介助などのサービスを受けることができます。家族の方の負担はかなり減ります。
「地域密着型」の介護は、要介護の高齢者が、できるだけ住み慣れた場所で生活できるように介護を行うものです。それぞれの地域に合わせたサービスを受けることができます。