介護サービス「施設サービス」について

施設サービスとは

介護サービスの1つ施設サービスは、入所することでサービスが受けられる施設のことです。
居宅サービスや地域密着型サービスと違い、24時間体制で見守りや介護を受けられるのが特徴です。
また、施設に預けることができるので、家族が常時介護をするのが難しい家庭にとって魅力的だといえます。
施設には専門的なスタッフが常駐していますから、そこも安心のポイントの1つとなります。
特別養護老人ホームの介護老人福祉施設、介護老人保健施設と、2017年の年度末に廃止されていますが、介護療養型医療施設も施設サービスに含まれます。

施設に入所して受ける介護サービスの種類

施設に入所するタイプの介護サービスには、要介護度3以上の人向けの介護老人福祉施設、医療管理下でリハビリなどが受けられる介護老人保健施設があります。
介護老人福祉施設は個人を尊重したり、介護職員や看護師が対応するのが特徴で、日常生活の介助やリハビリを受けることができます。
介護老人保健施設は在宅復帰を前提としているので、原則3ヶ月で退所することになっています。
介護療養型医療施設は既に廃止されていますが、これは介護老人保健施設への転換に伴うものです。

メリットとデメリット

施設サービスのメリットは、家族が在宅で介護ができなくても、施設に預けて専門的なスタッフに任せられることです。
施設の種類ごとに専門的なケアが受けられるので、介護の知識がなくて不安が大きい場合でも安心です。
一方のデメリットとしては、比較的費用が高額で在宅介護と比べると大幅に大きな出費が発生することです。
また施設と入所者の相性が合わず、退所になるケースもありますから、そこもデメリットの1つに数えることができるでしょう。