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要介護認定とは
平成12年にスタートした介護保険制度では、他者などによる介護が必要な人かどうかをまず見極め確認するために、この認定を受ける必要があります。市町村によりチェックが行われますが、主治医の意見書と自治体職員による確認とを合わせて総合的に判定されます。生活を送る上で不自由になっている点や、出来なくなったことなどをチェックし、日常生活で困っていることなどを確認していくものです。また家族構成や独居か否かなども合わせてみることもあります。既往歴なども含めて総合的に判断を行い、定められたルールで判定されていく仕組みです。
要介護の基準は?
国が定めるものにより決められていく仕組みですが、場合によっては軽く判定される場合もあります。仮に判定結果に納得がいかない場合には、都道府県が設置する認定審査会により判定を見直してもらうように働き変えることも出来ます。病状と日常生活で困っていること、また認知症があるか否かなども判定の重要なポイントです。原則として認知症がある場合には要介護1以上になりやすいなどの既往歴が重要視されます。寝たきりなどもポイントとなり、出来ることなどを総合的に見極めて決定されていく仕組みです。基準は色々な視点から確認をされるため、家族などが一緒に話を受けることも大切です。
認定されると受けれる介護サービスは?
要支援認定の場合には、地方自治体が設置した地域包括支援センターが中心となって作成する介護予防ケアプランに基づき、介護予防サービスが受けられます。介護がこれ以上必要とならないように、予防を目的としたサービスが受けられる仕組みです。
一方、要介護になると介護保険サービスを受けられます。民間企業も含めて介護保険の事業所が提供する様々なサービスを受けられますが、限度が設けられていることと自己負担が相応に発生するため、使い放題というわけではありません。ケアマネジャーが必要だと判断されたサービスを受けられる仕組みです。