シニア・年齢を重ねると変わる足の変化

人間は一般的に20歳前後を境に老化が始まります。そして、50代や60代になってくるとその変化は顕著なものとなり、体を支える筋力の低下や骨格のゆがみやゆるみを原因に足にも変化が生じます。もちろんその変化には個人差がありますが、加齢とともに歩行能力が落ち、前かがみの姿勢になりやすくなったり腕の振りや歩幅が小さくなり、足を横に広げて歩くなどの変化が起きること多いです。また、若い頃から間違った靴選びをしているとその変化がより顕著に出やすくなるので注意しましょう。

高齢者の靴選びのポイント

このような高齢者の足の変化を踏まえた靴選びのポイントとしては、次のようなものが考えられます。まず、足の筋力は確実に若い頃に比べて落ちています。そのため、手で持ったときではなく履いて歩いたときに軽いと感じるものを選ぶのがおすすめです。また、脱いだり履いたりしやすい簡単に履けるタイプを選ぶのが良いでしょう。ただ、すぐ履けるということは脱げやすい場合もある点には注意が必要です。歩くときにはマジックテープや靴ひもでしっかり固定できるものを選ぶようにしてください。

自分にあった靴を選ぶには

自分の足にぴったりと合った靴選びをするためには、自分の足の詳しいサイズや特徴を正しく把握することが非常に重要です。なお、これは高齢者に限った話ではもちろんありません。足というものは、長さは同じでも幅や甲の厚み、足指の並び具合などがひとりひとりの個人差がとても大きいです。また、足が痛いのが嫌だからと言って柔らかすぎる素材や大きめのものを選ぶと、歩いているときにバランスを取るのに無駄な力が必要となったりその他の部分にトラブルが生じてしまうことがあります。まずは自分の足を知るところから始めましょう。