高齢者・電動カートの種類と選び方のポイントについて

そもそも電動カートとは?どんな人が使うの?

電動カートは道路交通法で身障者用の車椅子として定められていて、電動カートという名称ではあるものの扱いは歩行者となり出す事が可能な最高速度は6kmまでです。
また、4つの車輪と使用者が着座する部分が備わっている点は全てにおいて共通していますが、それぞれのタイプにより使用している方が自ら操作するタイプと、介助における負担を軽減させる事を目的にした介助用に分けられています。
そのため足腰の筋力に自信が無くなった方は自らが操作する物を使用し、介助を必要としている方は車椅子に近い物を使用します。

電動カートの種類

電動カートには足腰の力が低下し歩行などが困難になった方が使用するタイプの他に介助用がある上に、各々より一層状況に合っている物が選びやすいように細分化されています。
外見が最も自動車や原動機付自転車などに近いタイプはしっかりとした乗り物といった印象が感じられる様子ですし原動機付自転車のようにハンドルやミラー、かごやライトも装備されています。
一方、介助用は手と足で後ろから介助者が押す車椅子に電動のユニットを搭載させた物で、グリップの部分を操作する事により電動のサポートが受けられ介助が容易になります。

選ぶときのポイントは?

電動カートには左右にミラーが搭載されているので常にミラー越しに後方確認ができますが、後退する際には目視確認をする必要があるため着座した時に難なく後方が見られるタイプを選びましょう。
また、電動カートは充電したバッテリーを用いて動かす様子になるので、使用する時間や距離が長いのならバッテリーの容量が大きめの種類を選んでおくと安心です。
さらに、電動カートは10度の坂道を蛇行せずに真っ直ぐ登り切る事ができる事を規格で定めているため、使用する予定の道を思慮した選び方も大事です。